【デバイス】プロシーンに見るLoLプレイヤーのマウス選び
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あなたがもしも高みを目指す人であれば、PCスペックのみならず各種デバイスにも強いこだわりを持っていることでしょう。馴染んだものをずっと使い続ける人もいれば、最先端のテクノロジーを追いかける人もいるでしょう。
ディスプレイやキーボード、ヘッドセット、そしてマウス。
今回は世界の頂点を争うプロシーンの選手たちと、彼らのスポンサーであるデバイスメーカーからLoLプレイヤーのためのマウスを紹介していきましょう。
オンラインゲームに求められるマウスの性能
一口にマウスと言えども、ワンコインで買えてしまうものから何万円もするものまでまさにピンキリ。一体その値段で何が変わるのか、そしてオンラインゲームに求められるマウスの性能とは何なのか。まずはその辺りに触れて置かなければいけないでしょう。
品質と耐久度
あたりまえのことですが、売値が高いということはその製品を作るまでにかけられている原価が違います。(一部ボッタクリを除く)
それは不良の少ない製造ラインであったり、素材の値段であったり。それらが違えばマウスに対する信頼感も変わるでしょう。3日で壊れるマウスに高い金を払う人はいないはずです。
高い解像度(DPI感度)と適切なマウスレート
解像度と言えばディスプレイのそれがお馴染みですが、マウスの場合も同じです。DPIとはDots per inchの略であり、読んで字の如く一定単位(インチ)をどれだけ細かく分けて読み取れるかという数値です。ワンコインマウスで800くらいです。細ければ細かいほど微細な動きをキャッチします。
マウスレート(レポートレート)は1秒間にどれだけの動きを読み取るか、という数値ですね。125Hzが一般的ですが、高級マウスは付属のソフトウェアで任意の数値に設定できるものがあります。しかし無駄に高くすればいいというものでもなく、PCスペックとの相談になります。
そういった部分をプロチームの選手たちはどう捉えているのでしょうか。また、デバイスメーカーはどういった工夫をこらして彼らに製品を提供しているのでしょうか。詳しく見てきましょう。
Fnatic&SteelSeries
ヨーロッパの覇王Fnaticは各種デバイスをデンマークのメーカーSteelSeriesで統一しています。そのSteelSeriesが世に送り出しているのが『StealSeries Sensei』というブランドです。
日本由来のSenseiという敬称をそのまま商品名にするあたりに自信が伺えます。このマウスの特徴はなんといってもマウス内にCPUが搭載されていることでしょう。そのCPUにより今までソフトウェア頼りだった演算をマウスだけで完結させることができます。
彼らはその製品のグリップ面をラバー加工したFnatic editionをチームマウスとして使用しています。
DPI 1~5,001(ソフトウェアにより5701~11,400まで拡張可能)
マウスレート 125/250/500/1000Hzで切り替え可能
Cloud9&Logicool
量販店でもよく目にするLogicoolですが、北米の雄Cloud9のスポンサーでもあります。彼らの使用するマウスはLogicoolのGシリーズ。中でも『G502』の最大DPIは12000とぶっ飛んだ数値になっています。
Gシリーズは型番ごとにコンセプトがハッキリと分かれています。公式カタログを見れば、きっとあなたのお気に召すマウスが見つかるでしょう。
G502
DPI ~12,000
マウスレート ~1000Hz
Faker&Corsair
最後に、世界最強MIDプレイヤーとの呼び声も高い皆のあこがれFaker SenpaiはCORSAIRの『Raptor M40』を使用しています。(現在は廃盤で、後継機のM45が発売中)
Fakerの使うマウスということはきっと何かしら凄い仕掛けがあるのかも知れない、と思う方もいるのではないでしょうか。しかしながら、このRaptorシリーズには上記2機種と比べてこれといって優れている点があるわけではないのです。彼がたまたま慣れ親しんだマウスなのか、それとも別の理由があるのか。
この不思議については海外フォーラムでもちらほらと話題になっているのを目にします。LoL公式フォーラムにはこんなやりとりも残っています。
「Fakerはどんなキーボードとマウスを使っているの?」
「神にはキーボードもマウスも必要ない。念じるだけでゲームが動く。」
参考サイト:What Mouse and Keyboard do LoL pros use? | Examined Living